買おうと思ったオリンパス株は下落中!なぜ?を調べてみた!
【ディフェンシブ株】のはずのオリンパスが下落中?
【オリンパスの株価が下落中の理由を調べたら納得した話】
【株価急落】オリンパス
投資家ママの資産運用チャンネル【銘柄解説】:提供元(YouTube)
投資日記を始めてまだ日が浅いのですが、最近,守りの安定株(ディフェンシブ株)を購入すれば「安心でしょ」と思って安い価格で医療系、さらに大手企業をAiで調べたのですが、まだまだAIには頼れないなと、ちょっと揺らぐ結果になりました。
とは言え、AIの結果よりも守りの安定株(ディフェンシブ株)下落要因が気になって調べてみました。
調べたのは オリンパス(7733) の株価です。
医療機器メーカーって、景気に左右されにくい[ディフェンシブ株の代表]みたいな、イメージがあると思っている方もいると思いますが、 2022年の最高値[約3200円]付近から、2026年2月20日時点[約1,495円] まで下落、年初来高値の[2,415円]から見ても、けっこう下がってるんですよね。
「え、なんで?ディフェンシブ株なのに?」 と思って調べてみたら、納得の理由があったんですね。
同じように迷っている人の参考になればと思い、記事にまとめてみました。
結論:オリンパスは悪材料の消化中
最初に結論を書くと、 オリンパスは今、新しい悪材料が出たわけでわなく、以前からある悪材料がまだ株価に反映されている途中 という状態でした。
特に大きいのはこの3つ。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ① 業績の下方修正 | 利益予想を大きく引き下げた |
| ② 医療機器のトラブル(出荷停止・リコール・FDA監視) | 安全性問題が長引いている |
| ③ 投げ売り(信用買い残の急減) | 個人投資家がロスカット中 |
ニュース内容とは
① 業績の下方修正「今年の利益が減少予想」と発表
オリンパスは2月13日に 「今年の利益、予想よりかなり減少する」 と発表をしています。
| 項目 | 以前の予想 | 新しい予想 |
|---|---|---|
| 営業利益 | 1,320億円 | 758〜870億円 |
例えると…「100万円貸してくれたら、倍で返すと言っていたのに、実際は60万円だけなら来年には返せそう」
と言われたら、そりゃ見直しますよね、という感じ。
② オリンパスの医療機器のトラブル
オリンパスの医療機器は 現在アメリカのFDA(食品医薬品局)という機関の監視下 にあります。 FDAは、日本でいう厚労省のような存在であり、医療機器の安全性をチェックする役割を持っています。
今起きていること(2025年6月〜)
2025年6月に、オリンパスの一部製品に対し 「輸入警告」 が出されています。 これは「この製品はアメリカに入れないでください」という措置のことです。
対象になったのは、会津オリンパスで作られた
- 気管支鏡
- 腹腔鏡
- 尿管腎盂鏡
- 内視鏡の洗浄・消毒装置
など、医療現場でよく使われる機器です。
オリンパスはFDAからの指摘に対応しており 「品質基準を満たすように改善を進めています」という発表も出ています。
実は過去にも医療機器の問題を経験
調べてみて驚いたのですが、今回が初めてではなく、 オリンパスは過去にもいくつかの医療機器トラブルを経験しています。
ただし、これは“医療機器メーカーあるある”でもあるようで、世界中の大手メーカーでも起こり得るとのこと(人の生命に関わる事だからこそ、医療機器は特に、基準が厳しい)と言う事なのですね。
これまでの過去を、ざっくりまとめると以下のような内容となっています。
【 ① 内視鏡の感染症問題:2012〜2015年】
当時、十二指腸内視鏡の洗浄が難しい構造だったことが原因で、 欧米で薬剤耐性菌の感染が相次ぎました。
この件でオリンパスは 「FDAへの報告が遅れた」として罰金を支払っています。
【② 不具合・有害事象の未報告:2010〜2017年】
海外で起きた不具合が、日本のPMDA(医療機器の監督機関)に 853件も未報告だった ことが、後に判明。
現在は法令遵守の体制を強化しているとのことです。
【③ 製品リコール:2023〜2025年】
ここ数年でも、いくつかの製品で自主回収が行われています。
- 2025年:生検針の先端部品が外れる可能性
- 2024年:内視鏡用送水装置の不具合
- 2024年:電気手術器の電源トラブル
- 2023年:高速気腹装置「UHI-4」の使用中止(米国)
医療機器は安全性が最優先なため、 少しでも不具合の可能性があれば自主回収が行われます。
→ リコール=悪い会社、ではなく「安全性を優先した対応」とも言えます。
オリンパスは内視鏡の世界トップ
ここまで読むと「大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、 それでも、オリンパスは内視鏡分野で世界トップシェアを持つ企業であり[長年の技術と圧倒的な実績]など、これら信頼関係があり、医療機関や現場からの信頼は依然として厚いとされています。
今回のFDA対応や自主回収は 「医療機器メーカーあるある」と考えれば理解できると思えるかもしれません。
とは言え[売りたいのに売れない・信頼が落ちる・アメリカでの販売が不透明]という三重苦は、ディフェンシブ株と言えども、企業に問題があると投資家は敏感に反応するんだなと学びました。
投資家の行動と短期・中長期の買い場

「チャート:TradingView 提供」
【信用買い残の急激な減少(=投げ売り中)】
信用買い残とは 「証券会社から資金を借りて購入している人がどれくらいいるか」 の数字。
これが大きく減っているということは…
「決算後に購入した投資者が、損益に耐えられずに売る(ロスカット)している」
ということが解ります。投げ売りが続くと、株価は必然的に下に引っ張られ下落となっていきます。
短期目線で見ると底固めの初期段階
短期売買の目線から見た場合のポイントをまとめると…
VWAP(ブイワップ)1,494円より下で推移しているので、まだ売りが強いと判断することができます。
[ VWAP(ブイワップ)とは?]
→ その日の「機関投資家の平均購入価格」みたいなイメージで、値動きに合わせて常に更新される数値みたいなものです。
VWAPは、単純な株価の「平均値」ではなく、出来高(どれだけ売買されたか)を加味した平均価格 のことを表していて、普通の単純平均よりも「実際に資金が動いた価格帯」 を反映しているのがポイントです。
株価がVWAPより上 →
・機関投資家が含み益 → 買いが入りやすい → 上昇しやすい
株価がVWAPより下 →
・機関投資家が含み損 → 売りが出やすい → 下落しやすい
つまり、VWAPを上回るか下回るかで、投資家が強気か弱きかの判断がある程度できると言う事になります。
なぜ“機関投資家の平均価格”が重要なのか?
機関投資家(大口投資家)は、1回の売買が大きく、市場に与える影響が強いため、VWAPを基準に売買することが多いという特徴があると言われています。
そのため、VWAPの上下は、機関投資家が[含み損か、含み益か]を表す目安として、短期トレードで、見られているデータと言えます。
つまり 今のオリンパスの株価は、1,480円で VWAPは、1,494円前後なので、まだ機関投資家の平均価格より下回っており → 売りが優勢と予想できることから「まだ底じゃないかもしれない」と思える理由のひとつと言えます。
ローソク足チャートで見ると 1,500円付近で買いが強いと判断できることから、節目の価格として意識している投資家が多くいる、つまり買いたい人が多いことが予想できます。
現時点で下回っていることから、反転して上がっていくときの上値(1,505〜1,520円)が重くなる→ 戻り売りが多く、また,すぐ売られ、上がりにくいと予想ができます。
下にも、上にも一気に動きづらい → 典型的な[底固めの初期段階]というイメージができます。
※:あくまでも一般論なので、必ずしもそうなるとは限りません、白黒ハッキリ言えないのが投資の世界なんです!。
試し買いの目安は?
【短期と中長期で買い場は違う】
私も投資初心者みたいなものですが、自分なりに、短期と中長期で買い場を整理してみました。
短期(数日〜数週間)
短期での結論:まだ待ち。焦らず様子見。
短期で利益を狙うには、それなりの資金が必要となります。そのため、株価の10円,20円が多きくひびきます。
ミニ株で、少額のトレードをしても短い期間だと、1年たっても数千円にしかならない事もあり、魅力が無く利益の薄いので、その場合は中長期で投資をするか、積み立て投資の方が圧倒的に利益となります。
買いシグナルは2つ
| シグナル | 意味 |
|---|---|
| 終値でVWAPの(価格)を超えている | 機関投資家が買いに走った可能性あり |
| 1,498円を割らずに2〜3日横ばい | 売りが枯れてきたと判断できた時 |
個人投資家だけでは、資金額が少ないので[VWAP]を超えるのは難しいと言う事と、買いと売りが均衡していると言う事は、大口投資家同士のせめぎ合いしだいで、どちらかに動く傾向にありますが、オリンパスの場合は悪材料はほぼ認識されているとは言え、先行き不透明感は残っている事も事実。
そのため 1,440円を割るとロスカット連鎖で 1,400円台まで落ちる可能性も,視野に入れる方が良いと思っていますが、手を出さない方が良いのかとも思っています。
中長期(半年〜数年)
中長期での結論:今は[買い始めてもいいゾーン]に入っている気もします。
理由は…
- 1,440〜1,500円は過去1年の強いサポート帯
- 悪材料はほぼ出尽くしとも言える
- 医療機器メーカーは回復すると強い
大きな企業なので、さすがにパンデミック(コロナ)の様な世界的な状況でもない限り、そこまで下落しないと思えるため、小額で投資を行えば、様子を見つつ追加投資で平均取得単価を下げていくことも可能であり、上昇すれば 長期的な利益を得る可能性が高いとも言えます。
分割買いのおすすめ
| 回数 | 価格帯 | 意味 |
|---|---|---|
| 第一底値 | 1,500円付近 | 今の価格で少し買う |
| 第二底値 | 1,440〜1,450円 | 52週安値の強サポート |
| 最終底値 | 1,400円付近 | 長期投資家が拾いやすい最終ライン |
下落が強いとはいえ、1,440〜1,500円は過去1年の強いサポート帯ではあると言えますし、ここは長期狙いの投資家が買いやすいゾーンの可能性もあると言えるでしょう。
まとめ:ディフェンシブ株でも下がる時は下がる。でも理由を知れば怖くない
今回オリンパスを調べてみて、 「ディフェンシブ株=下がりにくいので安心」ではない ということを学びました。
ただし、 中長期では回復余地が大きい銘柄 でもあります。
短期は慎重に、 中長期は分割でコツコツ、 というのが今の自分の結論です。
自分なりに調べてみた結果…
株価が下がると不安になりますが、 理由を理解すると「なるほど、そういうことか」と落ち着けますね。
まだまだ勉強中ですが、 こうやって調べたことをブログにまとめると自分でも頭が整理されるので、 これからも気になった銘柄は書いていこうと思います。
最後に一言
もし同じように「なんで下がってるの?」と気になっている銘柄があれば、自身で 調べてみるのも楽しいですよ。
以上[買おうと思ったオリンパス株は下落中!なぜ?を調べてみた]の記事でした。






