【投資日記①】初心者目線の学び直しノート
ETFと日経平均の基本をやさしく解説
「この記事は投資初心者や学び直したい人におすすめの記事」になっています。
5年目なのに初心者レベル!
なんとなく旧NISAで投資を始めてから、いつの間にか4年が経ってしまい、気が付けば初心者レベルを抜け出せていないなと感じる今日この頃。適当に放置していると、得することもあれば損することもありました。
「そもそも投資ってどうなんだろう?」と疑問を持ち考えたのですが、結局のところ積立を持続できず、追加投資できる月とできない月もあり「やっている意味あるのかな?」なんて感じているこのごろでした。
結論から言うと「銀行に預けているよりはまし」とは言えますが、資産大きく増やすことは、これから先、少し難しいと言えることですね!
実際この4年間で30%くらいの利益はありましたが、出費が多く元金とほぼ変わっていなかったため実感に至っていないことも事実です。
(´Д`;)それだけ投資資金が少ないという意味ですが(*´∀`*)
ただ、これから先(2026年以降2027年)からは、これまでの上昇率は望めないどころか、目減りするとさえ囁かれています。
とは言え、世界経済は何が起きるかわからないのも事実なので「タラれば話は置いておくとして」世界的に通貨安が進行しているのは、間違いありません。したがってこれから先は、投資などの副収入は必要不可欠と言えます。
それなりの額を持っている人ならファイヤー(投資金だけで生活できる)かもしれませんが、年利4%平均で月に30万円づつ引き出すには9千万円以上必要だったり、せめて10万円という場合でも3千万円以上必要だったりします。
投資信託 ETF にしても適当な投資をしていた。
これまで旧NISAで、オルカンやVTIに投資をしたり、株式投資や仮想通貨に月の給与で余った余剰資金で手を出してきたものの、知識がまったく伴っていないのに、気にしていなかったことを痛感しています。
例えば、オルカン(オールカントリー)は、世界各国の企業に均等に投資をしていると思っていたり、VTIは米国中小企業に投資をしていると思っていました。
確かに間違いではないものの、オルカンの内容はほぼ米国株が占めていたり、S&P500やナスダックと違いVTIは中小企業がメインですが大手も含まれていることは知らずに投資していました。
また、日本株の日経225も上がりにくいとも思っていました。しかし・・・!?最近ではSNSやニュースで「日経平均が最高値更新」や「日経225が過去最高に」といった言葉をよく目にするようになり「この動きってどう捉えればいいんだろう?」と、改めて自分の中で整理したくなりました。
この記事では、そんな自分が改めて確認したことや「なるほど!」と思ったことを、初心者目線ながらも少しずつ学びながら成長していけたらという意味で、自分自身の備忘録、学びと確認のためにも書き残しておきたい内容です。
これから投資を始めようとしている方や、同じように「これってどうなの?」と疑問を持っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
ETFは投資初心者にとって非常に理想的な第一歩
投資を始めたい、でも何から手をつければいいのか分からない──そんな不安を抱える初心者さんでも、「ETFから始めるのが安心」と多くの専門家や教育サイトで推奨しているのは目にしたことがあると思います。
確かに投資は損をするかもしれないし、専門知識がないと始められない──そんな不安を感じる人は少なくありません。
投資と聞くと個別株を思い浮かべる人もいると思うんですが、近年では新NISAのCMなどもあり、ある程度理解している方も多くなってきていると思います。
そのため投資を始める際は、個別株よりもETFから始めるべきということもわかっていると思います。
ただ投資を始めると個別株にも興味を持つ時期が来ることもあると思います。
ただし「個別株は企業(銘柄選び)が難しく、投資信託は銘柄開示などが見えにくい──そんな中で、ETF(上場投資信託)は、ある程度の仕組みを理解しやすいため、始めやすくて続けやすいといった、投資初心者の入口として多くの人に選ばれています。
ETFは、1つの銘柄で分散投資できる仕組みで、どんな企業に投資をしているのかがわかる透明性や、運用コストも低く、保有してるだけで複利を取り込める銘柄もあり、自然と3つの安心である[分散・低コスト・透明性]などを満たしてくれる銘柄と言えます。
情報説明のさい、少しお堅い人っぽくなるのはご愛嬌としてご了承ください!。
ETF(上場投資信託)とは、簡単に言うとS&P500やナスダック100のようなもの!
アメリカの代表的な500社をまとめたS&P500に連動する投資信託(ETF)や米国のハイテク・成長企業100社に連動するETF(ナスダック100)に一括投資するイメージです。
まず第1弾として、米国株より日本株に投資をしたいという方は、同様に日本の225社をまとめたETF(上場投資信託)日経平均株価指数に連動する日経225(にっけいにーにーご)などがあります。
「値動きに慣れたい」という初心者さんには、日経225などのETFが入り口としてちょうどいいかもしれません。
自分はテキトーにSNSで進められていたETF(全世界株式オールカントリー通称オルカンや米国指数のVTI)などにしてましたけど・・・🍄そのお話は次の機会に話すとして、もし毎日株価が気になるなら、ニュースで取り上げられる企業の動きに敏感なタイプを選ぶと良いかもしれません、例えば 日経225連動型ETF なら、わかりやすくておすすめです。
特に「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(銘柄コード:1321)」は、取引量が多くて売買しやすく、ニュースや経済番組でもよく登場するので、日々の値動きが実感しやすいので最適かもしれません。
日経225がニュースで取り上げられる理由!
日経225がニュースでよく取り上げられるのは、この指数が日本の株式市場全体の“ざっくりした動き”を示しているとはいえ、日本の代表的な指標ということからなんです。景気の良し悪しや経済の流れを把握するための“目安”として、メディアや投資家に広く使われているということなんです。
たとえば上記でも述べたように、「日経平均が上がった」というニュースを見たとき、多くの人は「日本企業の株価が全体的に上がっている=景気が良くなっているのかも?」と感じることがあります。実際、そういう印象を持つ投資家も多いようなんです。
そのため、「日経平均が上がった」という事実だけで、「市場は好調だ」と判断する投資家が増えると、さらに買いが集まりやすくなります。そうすると、流れに乗ろうとする人や、逆に「そろそろ売り時かも」と考える人も出てきます。
このように、日経平均は実際の経済状況だけでなく、投資家の心理や“空気感”も反映する指標と言えるのです。だからこそ、毎日のニュースやマーケット情報で頻繁に取り上げられるわけですね。
そもそも日経225って何?
東京証券取引所に上場している企業のうち、代表的な225社の株価をもとに算出されているということは知っていました。ただ、実際にどんな企業が含まれているのかまでは把握しておらず、「トヨタ、ソニー、ニンテンドー、伊藤忠あたりは入っているだろうな」くらいの認識でした。
「平均株価」と聞くと、単純に225社の株価を足して割ってるだけ?と思っていたのですが、実際はもう少し複雑で、株式分割などの調整もされているとのこと。
でも、実際にどうやってその「平均株価」が計算されているのかを調べてみると「各企業の株価に調整(株価換算係数)を加えて合計し、特定の数(除数)で割ることで算出します」とあり、よくわからないので、単純な平均を出している訳ではないことは、わかったのですが、要するに、株価1,000円の企業が10%上昇すると+100円となり、株価1万円の企業が同じ10%上昇すれば+1,000円の上昇となるイメージで、株価の高い後者の方が日経平均全体を大きく動かすといった感じのようです。
詳しくはこちら→ 株価指数~日経平均株価とTOPIXの特徴 | 日本生命保険相互会社
この除数は、企業の株式分割や併合、構成銘柄の入れ替えなどがあっても、指数の連続性が保たれるように調整されているんだとか。つまり、株価が変わっても、指数が不自然に跳ねたり下がったりしないように工夫されていると言う事なんですね。
そして構成銘柄を見てみると、やっぱりトヨタやソニーは入っていましたが、任天堂は実は日経225には含まれていないんです!(2021年10月1日以降は除外)これはちょっと意外でしたが、これは業績悪化というわけではないようで、流動性や業種バランスの観点からの調整と考えられているようです。代わりに、キーエンスやファーストリテイリング(ユニクロの会社)など、株価が高い企業が多く含まれていて、これが指数に与える影響も大きいみたいです。
つまり、日経225は「日本の代表的な企業の集まり」ではあるけれど、株価の高い企業の動きに左右されやすいという特徴もあるんですね。これは、S&P500のように時価総額加重型の指数とはちょっと違うところとも言えます。
ちなみに、日経225以外にも、日本にはさまざまな株価指数に連動するETFが存在しています。これらはそれぞれ異なる視点から日本市場を捉えていて、投資スタイルや目的に応じて選ぶことができるんです🌿
たとえば、TOPIX(東証株価指数)は、東京証券取引所に上場するほぼすべての企業を対象にした時価総額加重型の指数で、日本市場全体の動きを反映しやすい特徴があります。 また、JPX日経400は、収益性やガバナンスなどの観点から選ばれた企業で構成されていて、より質の高い企業群に焦点を当てた指数です。 最近では、JPXプライム150や日経高配当50など、テーマ性のある指数も注目されています。
その他、日経平均株価指数
以下に、代表的な日本株指数に連動するETFを一覧でまとめてみました[2021年10月1日時点]
ETF名称 | 連動対象指数 | 運用会社 | 信託報酬(目安) |
---|---|---|---|
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 | 日経平均株価 | 野村アセットマネジメント | 約0.0957% |
i Free ETF 日経225(年1回決算型) | 日経平均株価 | 大和アセットマネジメント | 約0.12% |
MAXIS トピックス上場投信 | TOPIX | 三菱UFJアセットマネジメント | 約0.06% |
iシェアーズ・コア TOPIX ETF | TOPIX | ブラックロック・ジャパン | 約0.045%以内 |
NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信 | JPX日経400 | 野村アセットマネジメント | 約0.10% |
i Free ETF JPXプライム150 | JPXプライム150 | 大和アセットマネジメント | 約0.15%以内 |
MAXIS 読売333日本株上場投信 | 読売株価指数(読売333) | 三菱UFJアセットマネジメント | 約0.12%以内 |
NEXT FUNDS 日経高配当50 ETF | 日経高配当50 | 野村アセットマネジメント | 約0.3%前後 |
以下に、代表的なETFとそれぞれに向いている投資スタイルをまとめてみました。
ETF名称 | 連動対象指数 | 向いている投資スタイル | 特徴・ポイント |
---|---|---|---|
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 | 日経平均株価 | 短期〜中期の値動きを狙う人 | 株価の高い企業の影響が大きく、ボラティリティも比較的高め。ニュースやイベントに敏感。 |
i Free ETF 日経225(年1回決算型) | 日経平均株価 | 積立投資や長期保有を考える人 | 信託報酬はやや高め、年1回決算で管理がしやすい。 |
MAXIS トピックス上場投信 | TOPIX | 日本市場全体に広く分散投資したい人 | 時価総額加重型で、安定感があり、長期投資に向いている。 |
iシェアーズ・コア TOPIX ETF | TOPIX | コスト重視の長期投資家 | 信託報酬が非常に低く、インデックス投資の王道。 |
NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信 | JPX日経400 | 質の高い企業に絞って投資したい人 | ROEやガバナンスなどを重視した選定。中長期の成長を狙うスタイルに合う。 |
i Free ETF JPXプライム150 | JPXプライム150 | 成長性と収益性を重視する人 | 新しい指数で、選ばれた企業の質が高い。テーマ性のある投資が好きな人におすすめ。 |
MAXIS 読売333日本株上場投信 | 読売株価指数(読売333) | 業種バランスを重視する分散投資派 | 業種の偏りが少なく、広く分散されている。 |
NEXT FUNDS 日経高配当50 ETF | 日経高配当50 | 配当重視のインカム投資家 | 高配当銘柄に特化していて、安定した収入を狙う人にぴったり。景気敏感株も多め。 |
ちなみに、「日経225系」の[系]と記載しているのは、日経平均株価に連動するETFの“種類”が複数あるという意味なんです。つまり、同じ指数(日経225)を目指して運用されているけれど、運用会社や信託報酬、売買のしやすさなどが少しずつ違うETFがいくつもあるからです。そのため自分のスタイルに合ったETFを選ぶさいは、焦らず、じっくり探してみるのがいいかもしれません。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
投資って、始めた瞬間から「正解」が見えるものではなく、迷ったり、立ち止まったり、時には「これでいいのかな?」と不安になることもあるんですよね。自分自身も、気づけば5年目なのに初心者レベル──だからこそ、少しでも「整理して学びなおそう」という気持ちでこの記事を書きました。
これから始めようという方や学んでいこうという方へ、ETFは投資の入り口としても、学び直しのきっかけとしても、とても学びやすい存在です。分散・低コスト・透明性──この3つの安心があるからこそ、「まずはここから始めてみよう」と思えるんです。
もしこの記事が あなたの中の「なんとなく投資していたかも?」という気持ちに少しでも整理や納得をもたらせたなら、それだけで書いた意味があったと思っています。
これからも初心者目線で「なるほど!」を積み重ねながら、少しずつ一緒に成長していけたら嬉しいです。
以上「【投資日記①】初心者目線の学び直しノート」の記事でした。