洗濯槽 洗浄のすすめ!AQUA全自動洗濯機【AQW-S452】
洗濯槽の見えない部分について!
洗濯機のフタを開けると、ぱっと見はキレイに見えますが、実は、雑菌が繁殖して黒カビだらけになっています。
「洗剤で洗っているから大丈夫!」と思う方もいると思いますが、実は、洗剤の残りかすの表面にもカビは付着します。
さらに、洗濯後の洗濯層内部には、水分が残っていて 湿気があり カビの繁殖する条件が揃っています。
そして、ホコリと言うものは どこからでも入り込み 水分にくっついて乾くと硬くなってしまいます。 ホコリ・水垢・洗剤カスなどにより、雑菌やカビが繁殖するのです。
そのまま使用を続けると、洗濯機自体からニオイがするだけでなく、衣類にもニオイが付着して、洗濯したのにクサイと言うことにも繋がります。
そこで今回、洗濯槽を外して掃除を行ったのは、AQUA(アクア)全自動洗濯機 (AQW-S452)です。
槽を外してまで掃除する時間がないという方もいると思いますが、確かに、槽洗浄クリーナーなどを使用して、付け置きをしても8割がた 落とせると思います。
しかし、それだけでは、挟まってしまった糸くずまでは、取ることが出来ません、そうなると すぐに雑菌などがこびり付いてしまいます。
とはいえ、洗濯機の種類によっては、全てを分解出来ない機種が有る事も事実です、しかし、槽外しをすることによって、付け置きよりも確実にキレイに出来ます。
詳しくは、自分で洗濯機を分解してクリーニングをすすめる理由!をごらんください!
AQUA(アクア)全自動洗濯機 (AQW-S452)の槽外し手順
それでは、洗濯機の槽外し手順を画像と共に説明していきたいと思います。
まず初めに、洗濯機の両サイドに丸いメクラシールをはがして、ネジを外します。
次に、洗濯機 後ろ側のネジを2ヶ所外します。続いて、マイナスドライバーなどでフックを2ヵ所外します。
後ろのカバーが取れたら、両端のネジを外します。
本体手前から持ち上げると、上部のカバーを外す事が出来ます。
※丸く囲んだ金具の部分が、離れてしまう場合が有るので注意してください!この金具が離れたり、くっ付いたりする事で、フタにロックがかかる様になっています。
さらに、注意しないといけないのが、下の画像に写る白い棒のようなものを、折らない様に気を付けたください、こちらも、開閉ロックに関係が有ります。
次に、洗濯槽の上のフタのネジを4ヶ所 外して、持ち上げると取れます。
続いて、中央の回転する羽(パルセーター)のネジを外します。 外したネジを中央の穴に軽くさして持ち上げると、取れます。 もし取れない場合は、パルセーターの両脇の小さな穴にネジを軽く入れて持ち上げれば外れます。
パルセーターが外れたら、次に洗濯槽を止めてあるナットを4か所外します。
この時、10㎜のレンチでも良いのですが、インパクトドライバーと専用ソケットを使用すると簡単に取り外す事が出来ます。
4か所のナットが外れれば、手でスッと持ち上がります。
洗濯槽の裏側は、特に汚れが多くこびり付いています。
お掃除方法は、下の記事に書いてありますが、厨房ブリーチ(塩素系洗剤)で1時間程度 付け置きしておくと ある程度落ちます。
次に、洗濯槽上部(ソフト剤注入口)が付いているプラスチック部分と糸くずフィルターの付いている部分は、プラスドライバーで、すべてのネジを恥ずすと取り外す事が出来ます。
糸くずフィルターが付いている部分のプラスチックは、上にスライドさせると取れます。
底の部分には、糸くずや黒カビなどが、こびりついています。
この機種の洗濯槽の底は、凹凸になっている為、ネジを外しても、底の部分は外す事が出来ません。
※そこの部分のステンレスをめくれば 外せますが、ステンレスをキレイに元の状態に戻す事は難しいので、外すことは お勧め出来ません。
ただし、水色の底の部分だけは、ネジを外せば、取り外す事が出来ます。
この機種の取り外せる部分は、これで以上になります。今回の分解に使用した工具は、以下の4点になります。
・インパクトドライバー
・専用ソケット
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
お掃除方法
洗濯槽を外した本体の水槽部分に洗剤カスがこびりついている場合は、ヘラを使って取ると楽に取れます。 今回、鉄製のヘラを使用していますが、傷つけたくない場合は、プラスチック製のモノをお勧めします。
黒カビやその他の汚れに関しては、大きめの(タワシでもかまいません)ブラシなどを使用して、大まかな部分を洗い、細かい部分は毛先の長いブラシや歯ブラシを使用すると便利です。
付け置きに使用する洗剤は、ヒドイ汚れの場合は、厨房ブリーチがおすすめです。
主な成分は:
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)
界面活性剤(アルキルアミンオキシド)
水酸化ナトリウム
などが使用されています。
殺菌効果が強く、カビをしっかり除去してくれますが、完全にキレイに取り省く事は出来ません。(2~3日付け置きすると、9割がた取れますが、そんなに待っていられない家庭が多いと思います!)
※酸性系洗剤と混ぜると有毒なガスを発生させる為、取扱いには、注意が必要です。
それほど汚れていない場合は、酵素系や重曹などでも良いと思いますが、塩素系よりは、殺菌効果が弱いので、ブラシなどで しっかり落とす必要が有ります。
最後は水でキレイに洗い流せば、洗濯槽の洗浄掃除は終了です。
次に、取り外した各部品のお掃除ですが、スプレーボトルにブリーチを入れ、直接吹きかけて、しばらく(5分程度)放置しておくと ほぼキレイになります。
最後にスポンジやブラシでブラッシングして、水で しっかり洗い流し、水分をふき取り、半日ほど、陰干しをするか、ドライヤーで、乾かして水分を完全に無くしてから、元に戻せば全作業終了です。
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